カバー取引【今さら聞けない FX用語】

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この言葉って一体どういう意味?(;’∀’) という疑問を分かりやすく解説するページ。

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カバー取引(かばーとりひき)

カバー取引とは

相対取引で行なう金融取引において、取引の引き受け手がリスク回避のために、
引き受けた注文と同等の注文を他の金融機関に対して行なうこと

FXトレードは 投資家 と FX業者(証券会社)との 相対取引 です。

相対取引 = 1対1 で取引をして、そこで本当に完結させてしまう場合、

どちらかが利益を上げれば、どちらかが損益を被ることになります。

つまり、

投資家が利益を出せば、FX業者は損失を被り、

投資家が損失を出せば、FX業者が儲かるのです。

また、FX業者が投資家へ提示する為替レートは、
FX業者がスプレッドを上乗せしているため個々のFX業者ごとの数字になるものの、

外国為替市場(インターバンク市場)の為替レートが元になっているので

故意にFX業者が有利になるようにレートを操作することはできません。

なので、FX業者は投資家とのみ相対取引を行なうと、
少なからず投資家とのトレード結果・為替変動により損失を被るリスクを背負ってしまう

そのリスクを回避するために行なうのが カバー取引 です。

FX業者がカバー取引を行なう金融機関を

カバー先金融機関 もしくは カウンタパーティ といいます。

カバー取引のしくみ

例えば、投資家が1ドル=100円の時に、1万ドル(100万円)の買い建てをしたとします。

FX業者は投資家から注文を受ける(投資家に対して 1万ドル売り取引を行なう)と同時に、
同じ1万ドルの買い取引をカバー先金融機関と行ないます。

p0127-3

その後、1ドル=101円に値上がりした時に投資家が売却(決済)をすると、

投資家は1万円の利益を得ることになります。

ここで、FX業者がカバー取引をしていない場合、FX業者は1万円の損失を被ることになってしまうのですが、

投資家と同じように、1ドル=101円でカバー先金融機関に売り取引を行なうことで、
同額の利益をカバー取引で得ることができ、

単純計算 為替変動によるFX業者の損益はプラスマイナス ゼロ になるわけです。

p0127-4

逆に為替変動で1ドル=99円になった時も

投資家としては1万円の損を出すので、FX業者としては1万円の利益となるのですが、

カバー取引では真逆の1万円の損が出るので、投資家との取引で得た利益で補てんして
結果 プラスマイナス ゼロ になるのです。(スクエア・ポジション)

カバー取引 の 執行方法

p0127-6

カバー取引をどのように行なっているかはFX業者ごとに異なります。

システムで機械的に投資家の注文と同じ注文をそのままカバー先金融機関へ流すFX業者 と

カバー先金融機関とカバー取引を行なう カバーディーラー という選任者がいるFX業者があります。

カバーディーラーがカバー取引を行なう場合、システムで機械的にカバー取引を行なうよりも取引量 や 市場の相場変動に 臨機応変に対応することができ、
カバー取引自体で利益を生み出すことも可能です。

しかし、その反面、場合によってはディーラーの采配により損失を被る可能性もあります。

↓その他【今さら聞けないFX用語】シリーズはコチラ。
p0109-1

↓用語を調べたい時には用語集(索引)をご利用ください。
p0109-02

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コメント

  1. pin より:

    FX業者は、投資家と相対取引で為替変動によって損するリスクを避けるため

    カバー取引をしているから、FXトレードでは利益は出ないということですね。

    FX業者は手数料だけが利益なのでしょうか?

    あまり儲からないイメージになります。

    • 由宇 未來 より:

      >pinさん

      そうですね。カバー取引自体で利益を望まない(システム運用)タイプの証券会社であれば、トレードでの利益はスプレッド分のみになるのでしょうね。
      最近では、取引ごとの取引手数料も0円、スプレッドも1銭以下のFX業者が多いので、あまりトレード自体では利益を望んでいないのかもしれません。

      参考に、とある大手FX業者の決算報告書を見てみたところ、
      受け入れ手数料として、株式などFX以外の金融商品の取引手数料や、ロスカットが生じた時に発生する手数料が収入面で挙げられていて、
      あとはFX業者自身が資産運用(トレーディング)を行ない利益としていると書かれていました。
      また、FX業者はネット証券が多く、通常の店舗を持たない分、施設費や人件費のコストは店舗を持つ証券会社よりも大幅に削減されているでしょうし
      そのあたりでうまくやりくりしているのでしょうね。

      長文失礼いたしました。

  2. 平山健二 より:

    FXは株と違って仲介取引ではなく相対取引なので、スプレッドの差が業者の利益になるのではなく客の負けた分が業者の利益になる。逆に客が儲けるとその分業者は赤字になり、多くの客が儲けると業者は破綻する。そうならないように、カバー取引をするということですね。
    そこで疑問です。
    (1)客が10万円儲けると、業者は損益+-ゼロ。カバー銀行は10万円の赤字。カバー銀行はどの様にカバーするのでしょうか?
    (2)客が10万円負けると、業者は損益+-ゼロ。カバー銀行は10万円の儲け。多くの客が損すれば、カバー銀行は結構儲かってウハウハ。それでいいのかな?
    (3)客が勝っても負けても業者は損益+-ゼロ。なので業者は儲ける手段を持たない?
    何かチョット不自然ですね。

    • 由宇 未來 より:

      >平山健二さん

      コメントありがとうございます。
      まず、FXは株と違って取引方法は「相対取引」ですが客の損益が業者の業績に影響を与えることはありません。
      これは平山さんの仰っている「>そうならないように、カバー取引をする」からで間違いありません。

      しかし、この構図は「客⇔FX業者⇔カバー会社」で完結しないのです。

      カバー銀行はFX会社と同じく、別の複数の大手金融機関をカバー先としてカバー取引をしています。
      そして、そのカバー銀行のカバー先も同じように別のカバー先を持っています。
      そのように、カバー取引のネットワークは世界中に広がっています。
      網の目に繋がっていて、それぞれが補い合っているので「どこかの終着点が損得をする」という構図ではないんです。
      ちなみに、この網の目に広がっている金融機関同士のネットワークが為替市場(インターバンク市場)ということですね。※インターバンク市場は金融機関同士の相対取引の集合体です。

      つまり、FXの取引方法は株と違って相対取引ですが、大きく見れば「投資家 対 FX会社」の1対1では終わらず、
      カバー取引を通じて、為替市場(インターバンク市場)へ取引を流しているようなもので
      実質、FX会社は投資家と為替市場とをつなぐパイプ(仲介役)になっている。ということです。

      株式市場でも魚市場(笑)でも、どこか「市場」という建物で売買取引が行われているのが”取引”だという概念があると、為替市場の成り立ち方って本当に理解するのが難しいです…。(^_^;)

      ただ、6月末のブレグジットや先週末のポンド/円の謎の一時的大暴落・スイスショックなど…相場が急変して、どうにも損を被りそうだ!とカバー銀行が判断すると、
      「スプレッドの拡大」や「レートを表示しない(レートがなくなる)」という事態が発生し、最悪、注文を入れても 約定拒否 が起こる可能性も出てきます。

      「仲介取引」でないので仲介料は取らないというお話なのだと思いますが、
      スプレッドの差が業者の利益になっているのは間違いないです。FX業者の方が「スプレッドが業者の儲け」と仰っているのは何度か実際耳に、目にしていますし、
      私が証券会社に勤務している際もそのように顧客に説明していました。(私が働いていたのはFX専業会社ではありませんでしたが。)
      海外に行くときに利用する両替所のスプレッドに取引手数料が含まれているのと同じですね。

      FX業者の収入源については、↑のコメントの返信にも少し書いたのですが、FX業者の会社情報にある決算報告書などの収支内訳を見ると載っていますので
      もしご興味があれば見てみるといいかもしれません。

      カバー取引やインターバンク市場関連の話は非常に入り組んでいて専門的でややこしくて難しいと感じます。
      説明が分かりにくくて申し訳ありませんでした。

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